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ウェネティ族 (ガリア) : ウィキペディア日本語版
ウェネティ族 (ガリア)[うぇねてぃぞく]

ウェネティ族は、現在のフランスブルターニュ半島に居住していたケルト人の部族の一つである。航海術に長けた部族であり、ローマ時代にアルモリカと呼ばれた地域の一部を形成した。現在のヴァンヌの名の由来となった部族である。
==特徴==
歴史上、アルモリカに居住していたことがわかっている他のケルト系民族にはレドネス族クリオソリテス族オシスミ族エスビ族およびナムネテス族がある。ウェネティ人はモルビアン湾に沿ってアルモリカ南部に居住し、満潮時には島となり、干潮時には半島と陸続きとなるような沿岸部の高台に砦を築いた。この中で最も知られた都市で、おそらくウェネティ人の首都であったのがプトレマイオスの『ゲオグラフィア』(Geographia、地理学)に記されているダリオリトゥム(Darioritum、現ヴァンヌ)である。
ウェネティ人はオーク材を使って船を建造した。船尾梁を止めるのに親指ほどの太さがある鉄製の釘を使用し、革製の帆を使って船を操った。これにより、大西洋の強い風や荒波にも耐える、強くて頑丈な構造の船を作り出していた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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